河浪 宇宙(かわなみ うちゅう)です!
今回のタイトルは「土地探しで9割の人が見落とすこと│リビングからの眺めと日当たり」というタイトルで初めていきます^^!
- その土地を選んだ時、家の中から外を見て何が見えるか?
- 特に何も考えずに南向きにするのは危険
- 案外、南向きじゃなくても明るさは十分
内容的にはこの3つが大枠ですが、
土地探しで9割の人が見落とすこと、それは、、、
家の中からどんな景色が見えるか?
見落とすというより、優先順位が低い方も多いのかもしれませんが。
日当たりも大事だけど、家の中から見える景色に拘るのも良いゾ~!
という記事です。
家を買ったり借りたり。
家を選ぶなら「南向きが日当たりが良く明るい」 というのはよく聞く話だと思います。
日本は北半球に位置しているので、太陽は南側より東から昇って西に沈んでいくため、南側の日照時間が最も長くなります。
そのため、南側に大きな窓を構えて家を建てることが多いです。
それ自体は問題ではないのですが、周囲の敷地、環境の条件を踏まえると、安易に南側に大きな窓を設けず、北側、東側など南側以外に家を向けたほうが良い場合も多くあります。
例えば、この例。とってもわかりやすい例を挙げますね。
- 隣家(1) 北側と隣家(2) 南側は境界から1mに家が建っていて近い
- 隣家(3)のほうが地盤が約4m低い
- 隣家(3) 東側は景色がひらけており海が見える
土地(A)に新築住宅を建てようと思うのですが、南側の隣家との距離がとても近いです。(土地境界からわずか1m)
建売住宅とかでたまに見るのは、、、南側に向けて明るい家にしたい!とのことで、なるべく幅が小さい家を建てて、隣家(1)との距離を3m確保したり。
特に何も考えず、とにかく南側を向けるという固定観念ですね。
今回のモデルケースのGoogleEarthの航空写真です。
12月の太陽高度が低い時期ですが、見事に土地(1)は隣家(1)により日陰になっています。
真夏は太陽高度が高いので、直射日光が入ると思いますが夏は家の中に直射日光を入れると暑いので、シェードや簾を使って日射を遮ることになるので、夏だけに直射日光が入っても微妙なんですね。
せっかく南側をオープンにしたのに、冬場に直射日光が入らず寒い。
それだけだったら良いのですが、リビングから見える景色は、隣家(1)の外壁です。
植栽や目隠しフェンスなどを駆使することである程度はカバーできますが、、、!
実例で紹介します^^!
南側と北側にべったりに家を配置しました。
東側の景色は絶景のため、東側をオープンにする(東向きに建てる)ことにします。
お客さんのご要望もあり、2Fリビングになりました。
(2Fリビングのメリットデメリットについては今回は控えておきます)
最初の案の隣家の外壁をリビングから見るよりも断然良い景色が広がっていますね。
また、東向きなので午前中はしっかりと太陽光が入ってきます。(夏場は遮蔽しないと、とても暑いでしょうけど)
太陽光が入らない時間でも十分に明るいことがわかると思います。
こちらは道路側(西側)にある寝室です。
午前の時間帯で太陽光は入っていませんが、明るさは十分です。
南側に向けなくても明るさに関しては問題ないですね。
この土地の例はと~っても分かりやすい例でしたが、安易に南向きにすることの勿体なさが少しは伝わったかと思います。
無理に南向きに家を建ててもせっかくの暖かさが欲しい時期の冬場に太陽光が隣家により入らなかったり、隣家の外壁をリビングから眺める生活になることがあります。
それだったらいっそのこと、東、北、西向きに建てたほうが良い場合も多くあります。
ただ、西向きの西日は対策しないと要注意ですが笑
案外、明るさに関しては方位ごとに特徴はありますが、問題ないんですね~。
窓から見える景色が微妙でも、植栽でカバーしたり、目隠しフェンス付けたり。
いろいろと方法はあります。
リビングの窓から見える景色に拘らない、家づくりにおいて優先順位が低いのは承知しています。
せっかく新築を建てて、豊かな生活を送るんだったらこういう情緒的な部分を意識してみると、より良くなるかもしれません。
僕が20代の頃にはあまり考えなかった部分かもしれませんね笑
30代にもなると、秋になると旬のサンマでも焼いて、大根すりおろして醤油掛けて食べよ~とか、
なんかそういう、人間の原始に触れるじゃないですけど、人間らしく生きるというか笑
僕が今まで考えて生きてこなかっただけかもしれないですけど、そういうのを大事に生きたいな~と
日々考える日々です。(?)
ではでは!!!
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河浪 宇宙(Uchu Kawanami)
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