#2 河浪宇宙、3棟目の家づくり。│想像以上の古民家だった。

■前回の記事はこちら

前回の振り返りを軽く。

ず~~~っと田舎の古い家に住みたくて、たま~~~にネットで見てた不動産情報。

空き家が増えているのは間違いないのだけど、自分が求めている古民家って中々ないんですよね。

ロケーションが良くて、隣地とちゃんと離れてて、素敵な和室や縁側があって、木目調とかフェイクの素材が使われてなくて、、、などなど拘りが強いもんで。

また、田舎の家ってネットに情報が上がりずらい。ましてや売れると思っていないので売ろうともしないという。

そんな中、たまたまネットで見つけた田舎の古民家は築50年。

まぁ、古民家と呼ぶには微妙なラインかもしれませんが僕の中では十分に古民家なんです。

早速、夫婦二人で見学に行く。

古い家。

広い庭。

田舎。

続き間の和室に広い縁側。

無垢の木をふんだんに使った造り。

家の目の前には海。

鳥のさえずりに

海の匂い。

自然の匂いや音がいっぱいで最高だった。

もう、すべてのものが吹き飛んで、不動産屋さんに言いました。

「前向きに検討するんで、一日ください。」

そしたらね、向こうも商売ですよ。

「問い合わせが2件ほど入ってる」と。

まじ、悪魔の不動産最強ワードですね。

帰りの車では、、

「どうする?」
「いやぁ~ロケーションも家も最高やけど遠かね」

「通勤片道一時間ばい笑」
「縁側と和室よかったよねぇ~」
「けど子供も引っ越しなるけんねぇ~」

と、冷静な意見とさっき見た家の余韻が頭の中でブレイキングダウン。

一つだけ間違いないのは、僕らは完全に心はもっていかれてました笑

「将来いつか住めたらいいよね~」

と話していた古民家暮らしを、

急に

“今、やるかどうか”

で考え始めます。

子供の件が一番心配でした。

転校になるし、田舎だから部活も数が必要なサッカーや野球はなかったりする。

遠いところに送り迎えが必要だったり。

結局は子供は付いていくしかないので、すべては親の責任。
私たち夫婦が選んだ家で幸せで楽しそうであれば必ず子供も幸せにできる。

というか、幸せにする。と思えないとこの選択はできないよねぇ~と何度も話し合いをしました。

田舎の古民家に買い付けを入れました。

「前向きに検討するんで、1日ください!」と言ったものの、子供の件など今一度しっかり考えようということになり、翌日にもう1日延長させてくださいとお願いして、猶予をもらいました笑

不動産屋さんは僕が2年前にも田舎の古民家を買おうと思って一度家を案内して頂いていた方で、

「全然大丈夫ですよ!ですがどうしても先着順にはなりますので、それだけご注意くださいね~。今のところ案内の日程は入ってませんので、一旦は安心だと思いますよ。」と言ってくださりました。

それから、僕ら夫婦の中で子供の件は十分に話し合って納得できた。

自分の子供と妻(彼女)の子供が親友レベルで仲良くて、この物件に引っ越すことで距離が縮まるのもプラスに働いた。

あとはなんだ、、、なにかあるかな?

「あ、ネットってきてるんだっけ?」

色々調べたら、BBIQとかNURO光あたりは全滅で、唯一NTT西日本のフレッツ光の10ギガプランはだめで、1ギガプランはなんとかいけまして。速度が必要なゲームをするなら10ギガ必須だけど、1ギガあればほとんどのゲームもYoutubeなども可能だからいいかな~と。

この古民家から勤務先まで車で片道1時間かかるので、最悪の場合を想定して現地で携帯からPCに電波を飛ばしてPCを正常に使えるか確認までしてきました。

なんとかネットのほうも問題なさそうだったので、お家を見学させて頂いて二日後の夕方に買い付けをいれてきました。

もちろん、新築がメインですが住宅業界に勤める者として、床下や屋根裏の状況、雨漏りなどもしっかりとチェックして判断しました。

買い付けっていうのは不動産の購入の意思を示すものですね。

手付金は0円でも問題はないのですが、誠意を見せるためと例えば第二番手の人がきたとしてその方が手付金50万円だったらそちらに優先されちゃう可能性もあるので、70万円だけ納めさせて頂きました。

想像以上の古民家だった。

買い付けをいれたのが令和8年5月8日。
それから2ヶ月以上はお引渡しまでにかかります~とのことでした。

ってか今思えば、、

「この古民家よくね?」

「え、いいじゃん見に行こ」
から2日間で決断できた僕ら(特に妻)すげーと思います。

でもこういうのってほんとタイミングなんで、すべては直感を大事にするのが良いと思っています。

この家にする!と最終決めたのは、この家を他の人にとられると考えるとず~っと後悔すると思ったからです。

そして、令和8年6月22日。売買契約を交わすことになりました。

売買契約を交わすと、契約後は買主は手付金を放棄して解除可能。売主は受け取った手付金の倍額を買主に返還して解除が可能。

ですので、売主買主お互いに中々にしっかりと重い罰があるわけです。

もう戻る(解除)することはできても70万を放棄する必要がある。

まず戻ることはないけど、しっかりとした覚悟を持って契約しました。

売主さんは、長年この家を大切にされてきたご夫婦です。

元々、売主さんが30代頃に親御さんが建てられたお家でした。

別でもう1棟お家があるので、こちらは家も大きいし管理しきれないとのことで手放すことになったとのこと。

晩年はお父様本人が陶芸教室をこのお家でされていたのだとか。

僕はこの歴史があるお家を購入させて頂く以上、どうしても売主さんに聞いておきたいことがたくさんありました。

「どのような思いでこの家を建てたのか?」

「どんな人が住んでいたのか?」

この家だけでなく、この家を取り巻く歴史まで継承したい気持ちがあった。

色んなお話を聞かせて頂くことができました。

売主さんのご先祖さんはこのあたりでは知らない人はいないくらい、「いわゆる”豪族”的な感じだったみたいよ~」とのことでした。

この家の近くにご実家がありました。ここは少し伏せますが国の方針もあり退去を強いられました。

それで、ご両親様はご先祖様と違って何も後世に残すようなものをできていない。とのことで元々のご実家に植えてあった木々を贅沢に使って、かなりのお金を使って家を建て替えたそうです。

なるほど。それでこんなに立派な床柱なわけか。と納得しました。
床の間の曲がっている木々や床柱など、全て元のご実家で育った木々を使用したものみたいです。

他にも、おじいちゃんが戦時中のパイロットで撃墜王としてwikipediaに載ってたり。
小さなお墓がお庭の端っこにあったので、何なのか聞いてみたら売主さんが前に飼ってたわんちゃんのお墓みたいで。

自分的には「それまでこの家の歴史なので撤去せずにそのまま使わせて頂きます!」とお伝えしたところ、とても喜んでおられました。

売主さんとしては外人さんや他県の別荘目的の方から見学依頼が数件入っていたようで、「若い夫婦に買ってもらってうれしか~!!」とおっしゃって頂きました。

個人的に面白い&カッコよかったのが、お父様は元銀行員&不動産&陶芸家という面白い経歴の持ち主で、お金の数え方がうますぎて笑ってしまいました笑

いやぁ~、、

家を買っただけなんですけどね。

話を聞けば聞くほど、この家が建つまでのこと、この家で暮らしてきた人たちのこと、この家に使われている木々のこと。

なんかもう、全部ひっくるめて譲って頂いたような気持ちになりました。

歴史をしっかり受け継いでより大事にしていきたい気持ちが昂りました。

築50年。

想像していた以上に、面白い家を買ってしまったみたいです。

ということで次回。

そんな古民家の外観、内観、間取り。周辺環境などなど、、、

全部お見せします。

いやぁ~~~。

改めて見ると、やっぱりドでかくて、素敵な古民家なんですよ。

次回、#3 築50年の古民家、全部見せます。

お楽しみに。

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河浪 宇宙(Uchu Kawanami)

あおぞら不動産の工務、設計、広報担当。 年間約12棟の新築住宅を建てている経験を皆様へ共有できたらと思います!

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